第2章
□第7話
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クウガは、アークル(ベルト)を押さえながら歩いていた。
どんどん息が荒くなっていく。
しばらく行くと、見晴らしのいい丘に辿り着いた。
見晴らしが良い…と言う事は向こうからも見えるわけで。
メンバーから姿が丸見えだった。
キバ:
「あ、いた!あそこ!!」
555:
「リーダー!!!」
声に気付き、振り向いた。
クウガ:
「…あ、あいつら…」
急がなければ…
そう思った時だった。
クウガ:
「……ッッ!!!」
クウガの動きがピタリと止まった。
電王:
「?…リーダー…??」
アギト:
「!!!マズイ…ッ!」
アギトはさらに急いで駆け上った。
他もそれに続く。
見る見るうちに、クウガから黒い気体が噴き出てきた。
クウガ:
「ぐ…グアアァァァァァァァァァ!!!!!!」
アギト:
「…先輩!!
……ッ!!!??」
クウガに近づこうとしたアギトだったが、黒い気体に跳ね返されてしまった。
アギト:
「ッ…くっ!!
…お前まだ生きていたのか!!!」
すると煙から声がした。
?:
「ほぅ、貴様光の…アギトか。
…久しいな」
アギト:
「なぜだ…!なぜまだ先輩の中に…」
?:
「簡単な事よ。
貴様の力が我に遠く及ばなかっただけに過ぎん」
龍騎:
「先輩…、あれは一体…??」
アギト:
「奴は…
ダージャックだ」
ブレイド:
「ダージャック?」
アギト:
「ダージャックは実態を持たない…。
闇なんだ」
カブト:
「…闇…」
ディケイド:
「コイツが先輩の言ってた"奴"ってことか」
アギト:
「ああ」