第2章

□第5話
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〜闘技場・終点〜




ピーッ!ピーッ!


通信音が鳴った。




マスター:
「…、どうしたフォックス?」


フォックス:
『大変だ…!襲撃だ!!』

マスター:
「ッ何だと?!」



ドガァァン!!ドガァァン!!



通信から爆音が聞こえて来た。



マスター:
「!…まさか…」

ステッパ:
「マスター、どうしました?」


マスター:
「そいつらは…アサギを動かしている者の使いだ…!」


ステッパ:
「!」

フォックス:
『!』


一瞬、こちらも向こうも口が閉じた。



ズウゥゥン!


ウルフ:
『!!くっ…とにかく…、追撃するぞ!』







〜戦艦・スマワン内〜


フォックス:
「しょうがないか…。
 ゲムヲ!ミサイル発射!!!」

ゲムヲ:
「了解!!当てるでぇ!!!」

的へ照準を合わせ、発射スイッチを押した。


何と見事全発命中した。

ゲムヲ:
「おっしゃ!」


何とか静けさを取り戻した。



ウルフ:
「…マスター、知ってたのか?
 アサギが人工的に動かされてるって…」


マスター:
『あぁ…、惑星の動き方にしては余りにも不自然だったからな』

ウルフ:
「…なるほどね…」


マスター:
『ここまで使いを送って来ているという事は…ソイツも切羽詰まっているのだろうな』


ウルフ:
「俺達がアサギを叩いちまえば面白ぇ事になりそうだな」

ウルフはわくわくしている。

こんな楽しそうな顔を見るのは初めてだ。


スターウルフでもこんな顔をしていたのだろうか…。

フォックスは思った。



マスター:
『時間が無い…、頼むぞ皆』


「「「了解!」」」

最後はシ組みんなと声がハモった。
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