黒子のバスケ book

□HappyHalloween…?
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「黒子っち!!ネコ耳とかあるっスよ」


「・・・僕は付けませんよ。黄瀬くん
一人で付けてください」


「え〜・・・つれないっスよ・・・」


「あ。あそこに緑間くんが
・・・赤司くんも」


黒子が指差した先にいたのは
緑間と赤司だった。二人で将棋をしていて、
現在赤司が優位に立っている。


「緑間っち〜!赤司っち〜!
トリックオアトリートっス!!」


「・・・なんなのだよ黄瀬」


「黄瀬。邪魔しないでくれるか。
いいところなんだ」


二人の反応は薄い。


「うう・・・お菓子くれないと
いたずらするっスよ!!」


「・・・ほう。黄瀬がいたずら、
ねぇ・・・」


「あ・・・赤司っちは、別に、だ・・・
大丈夫っスよ!!」


威圧感のある赤司の瞳の眼力に圧された
黄瀬は思わず後ずさる。


「・・・黄瀬くん。赤司くんは
お菓子を持っていないようなので
ここは緑間くんから頂きましょう」


「なんだかんだ言って黒子っち
ノリノリじゃないっスか!!」


黄瀬のツッコミを見事にスルーし、
黒子は緑間のもとに歩み寄る。

「・・・今はガムしか持っていないのだよ」


「・・・じゃあそれ下さい。さっき黄瀬くん
にお菓子取られて小腹が空いているんです」


「さっきのこと根に持ってたんスか!!?」


「ふぅん・・・なかなか楽しそう
じゃないか。俺もまぜてくれないか」


興味津々な態度で赤司が話す。


・・・無論拒否権はない。


「・・・緑間も、来い」


「な・・・俺は参加する気は
ないのだ・・・」


「・・・いいから」


こうして、また二人メンバーが増えた。
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