黒子のバスケ book
□君と半分こ
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「青峰っち!!
今日は何の日か分かるっスか?」
「・・・知らねー・・・」
驚愕。まさか、あまりにも有名過ぎる
この日を知らないなんて。
「・・・ポッキーの日、っスよ」
「・・・ふーん。で、それがどうした?」
鈍すぎるのにも、程がある。
「ポッキーの日っていったら、
やることあるじゃないっスか!!
ほらっ恋人同士とかでよくやる・・・」
「・・・ポッキーゲーム、とか?」
「そうっス!青峰っち、一緒に・・・」
「くだらねー・・・」
・・・呆れを通り越して怒りが沸いてきた。
「・・・ひどいっス。青峰っち、冷たい」
「あ?そもそも俺はやるなんて一言も言ってねーし、勝手にそっちがやってるだけだろ」
俺の気持ちを、考えもしないで。
・・・堪忍袋の緒が切れた。
「大体青峰っちは恋人の割にいつも
冷たいんスよ!!少しくらい、
乗ってくれたっていいじゃないスか!!!」
「別に冷たくもないだろ。一緒に帰ったり
もしてるし。週末はデートだって・・・」
「全然っ!!優しくないっスよ!!
・・・青峰っちの、馬鹿!!!」
俺は、その場から走って逃げた。
青峰っちなんて、知らない!!!