黒子のバスケ book

□That smile once again
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そりゃあ、中学の時は楽しかった。


みんなでバカ騒ぎしたり、
必死こいてバスケしたり。


・・・でも


やっぱり、
一番楽しかったのは青峰っちといる時間。


・・・俺達は、恋人同士だから。


青峰っちから告られたのがきっかけ。


最初は迷ったけど、だんだん惹かれてって。


特にあの太陽のような眩しい笑顔が
青峰っちらしくて大好きで。


付き合ってからは
一緒に帰ったり、デートしたり。


・・・海に行った時は、
溺れそうになったっけ。


とにかく、
青峰っちと過ごす毎日はキラキラしてた。


・・・そして、今。


お互いに別々の高校に行って、
がんばってる。


そのせいで中々連絡は取れないけど。
・・・正直言うと、寂しい。


それでも、毎日一回はメールしてくれた。


そう、・・・してくれてた。


いつからだっけ、連絡が来なくなったのは。
もちろん俺からメールすれば返ってくる。


でも、青峰っちからは絶対来ない。
きっと・・・忙しいんだよ・・・な。


そんな、複雑な気持ちを抱えていた時、


「・・・あ、黄瀬・・・」


これは、夢だろうか。


「・・・青峰・・・っち・・・?」


それとも、運命の悪戯か。


街中で立ち尽くす二人。


・・・ばったり会ってしまった。
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