黒子のバスケ book
□HappyHalloween…?
1ページ/5ページ
10月31日。
この日を世間では一般的に
ハロウィンと呼ぶ。
「Trick or Treat!」
そんな声があちこちで聞こえてくる日。
「黒子っち!トリックオアトリートっス!!」
それは、帝光中学校でも例外ではない。
「…お菓子ならカバンの中です」
あらかじめ、黄瀬がお菓子を貰いに
くることを予想していた黒子はカバンの中に
お菓子を入れて置いていた。
「さすがは黒子っち♪…おっ!!
チョコレートとかあるっス!!」
「もう他のメンバーのところには
行きましたか?」
「行ってないっス。黒子っちが最初っスよ」
すると、黄瀬は悪戯を思いついた
子どものような顔で、
「黒子っちも一緒に来るっスか?」
「…遠慮します」
「まーまーそう言わずにっ」
黒子が断るのは想定内だったため
実力行使に出た黄瀬は、嫌がる黒子を
無理やり連れ出しお菓子を求め旅立った。