黒子のバスケ book
□この感情の名は
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俺はいつもその背中を追いかけてきた。
俺がバスケを始める時も。
そして今も。
部活の帰り道。今日は青峰っちと一緒だ。
「おい黄瀬遅いぞ!!」
「青峰っちぃ〜待ってほしいっス!」
「遅かった方がアイス一本奢りだからなっ」
「ええっ!?聞いてないっスよ
そんなルール!!」
二人で並んで自転車をこぐ。
なんてコトのない当たり前の日常。
いつからだろう。
このコトがとても嬉しく感じるように
なったのは。
今も近くにいるだけで心臓の音がうるさい。
・・・どうにかしてる。俺