STAR DRIVFR 輝きのタクト ”Φ(ファイ・神)のシルシを持つ者”
□U 『旅立ち』
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『イクロウさん、とうとうタクトが行ってしまいましたね。』
「そうじゃな。で、お主はどうするんじゃ?」
海岸沿いにある丘の上で少年がある人に電話を掛けていた。
そうこの少年こそ、この物語の主人公である俺ことコバヤシ・マサユキだ。
『そうですね。俺も自分の使命のために、タクトのあとを追いますよ』
「マサユキ……。お主まさか…」
『いえ、まだ其処まで考えてませんよイクロウさん。では行きますね』
「わかった…。気を付けて行ってくるんじゃよ」
『はい。あと、前にイクロウさんに渡したもの一応大事にしといてください。もしもの時に必要不可欠なものなので・・・。では』
会話が終わりマサユキは南十字島に向かう船が出る港へ歩いていった。
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