魔法少女リリカルなのは
□第参話 「 時空管理局 」
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あの出来事から数日がたった。昌之はなのはと友達になり、学校から帰って来ては、アルカディアと共に魔法の練習に励んでいた。
『アルカディアセットアップ!‘ソードモード’』
アル[わかりましたマスター。‘1stフォーム・ソードモード’]
すると、アルカディアは双剣の姿になった。
『じゃあ今日は追撃魔法と‘バスターモード’での練習とおさらいをやろうか。』
アル[そうですね。……あっ!後カートリッジシステムの使い方も覚えておきましょう。]
『わかった。でもまずは魔法からだ。‘デスラッジ’』
昌之がそう言うと彼の周りに闇の魔力弾が20個現れた。
アル[それでは私が10個操作するので、マスターはその動きを読み取って残りの魔力弾を使い相殺させて下さい。]
『了解。』
昌之はそう一言だけ言うと、練習に集中し始めた。
アル[行きますよ!]
猛スピードで操作されている魔力弾が昌之に向かって飛んでいく。
『……(来る!)』
次々と向かって来る魔力弾を昌之は相殺させてゆき、1分もしないうちに全てを相殺させた。
『……やっぱり操作するのは難しいな…』
アル[まだ魔法を知って間もないというのに…マスターは末恐ろしいですね。魔力値も推定SSクラスですし。]
『そうかな。ところで魔力値がSSクラスは流石にヤバいな。』
アル[マスター何がヤバいんですか?]
『いや、なのはより大きいのはな…』
アル[そうですか。ではマスターにリミッターを掛けてAAランク位までに抑えますね。]
『頼むよ。じゃあ魔力弾の練習はこれくらいにして、‘バスターモード’の練習をしよう。』
アル[はい、マスター。]
しかし、次の瞬間まがまがしい反応が彼がいる辺りを覆った。