魔法少女リリカルなのは

□第零話 「 魔法少年になりました 」
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俺の名前は如月昌之。私立聖祥大付属小学校に通う3年生だ。何だか最近クラスにいる女の子“高町なのは”の様子がいつもとは違う気がする。まあ、俺には関係もないし、何も出来ないのだが。





時間帯は夜になった。


昌之が家の押し入れの中を整理もとい片付けをしていると綺麗な透明色のクリスタルが付いたネックレスが出て来た。


『何だこれ?』

昌之がそう疑問を言った瞬間クリスタルの部分が強く輝いた。


『うわっ』

?[……デバイス起動。マスター“如月昌之”認識…]

クリスタルから声が聞こえなくなると、それは昌之の首からぶら下がる形におさまった。

『なぁ、今しゃべったよな?』

?[はい。マイマスター]

『お前は何?』

?[私はインテリジェントデバイスです。まだ名前がありませんが。そうです。マスター今私の名前を考えてください。]
『名前か…そうだな…。じゃあ名前は“アルカディア”。名前の略称は“アル”。』

?[…認識…。…デバイス名“アルカディア”略称“アル”…登録完了…。これからよろしくお願いします。マスター]

『マスターって何の?』

アル[魔法のですよ。マスター、貴方には凄まじい程の魔力資質を持っているんですよ。自覚はないでしょうが……。あと、私を作ったのは貴方のご両親です。]

『マジかよ…。でも、俺は魔法なんて使えないな』

アル[いいえ、以前までは使えませんでしたが、私がきっかけとなり今では使えますよ。]
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