転生・成り代わり

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はいはい皆さんこんにちは

名無ちゃんですよ〜。


なぁんて呑気に挨拶してる場合じゃないんですけどねぇ。

前回マサキさん宅で謎の液体を頭からかぶってしまいました。はい。

んで今はその影響で高熱に苦しんでいます。
ん〜、どうしても嫌な予感が消えないんですよね〜。

やっぱり、アレですよね。
ふ〜しぎなクスリ♪っていうやつですよね。

だって体があついの。
あ、やらしい意味じゃないよ。ってかポケモンって発情期とかあるんだろうか?
ごめんなさい。ちょっと下品でしたね。

とにかくツライので、ちょっとばかし夢の世界へと旅立ってきます。

では、皆さん名無はいってきます。




















レッドside


オレのピカチュウが謎の液体をかぶってから少し時間がたったけれど、一向に良くならない。高熱は相変わらずに続いているし、明らかに辛そうだ。

ピカチュウをこんな目に合わせたマサキには制裁を下してやったが、まだ気が済まない。


夜も更けて、まだ息は荒いが初めと比べると大分回復はしてきたようだ。
それでもなかなか体の熱は消えなくて。

ずっと起きて看病をしていたいけれど、さすがに眠気が襲ってきた。せめてと思い、小さな手を握って眠ることにした。

明日には元気になっている事を願って、そして目を覚ましたときに一番にオレを見てくれるように、一番に自分を感じてほしくて。


出会ったあの時から、他のポケモンとは違う何かを感じた。

特別な、運命にも似た何かを。

せっかく手に入れた君をこんなところで失いたくない。

ゲットした後も、どこにも行かないようにとずっと抱きしめて歩いた。
ボールがある限りはずっと自分の傍にいてくれるとわかっているのに、不安は消えなくて。



ずっと一緒にいたい。



誰にも感じたことのない想い。

そして

少しばかり黒い感情





誰にも渡さない。絶対に。










お願いだ早く元気になって、その瞳にオレを映してくれ。





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