めいんそのいち 薄桜鬼

□薄桜鬼でポッキーの日
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俺は、逃げていた。
なぜ逃げているのか。その理由は数時間前にさかのぼる。

〜朝の事〜
原「お、土方さんお早う。」
土「おう、お早う。」

今日、俺は珍しく機嫌が良かった。というか、最近機嫌が悪いことが少なかった。
なぜなら、普段俺に大いに迷惑を掛けるやつらがおとなしかったからだ。
どういうつもりなのかはわからない。
だが、ここ一週間でたまっていた仕事があらかた片付いた。
今日は残業しなくて済みそうだ。それだけで俺は上機嫌だった。

なのに。

原「土方さん、今日が何の日か知ってっか?」
土「いや、知らねぇな。なんかあったか?」
原「今日は11月11日だろ?」
土「そうだな。今日は部活なしの一斉下校の日だな、そういえば。」
原「…いや、そのことじゃねぇ。この日付の数字の並び、なんかに似てねぇか?」
土「………鉛筆…とか?」
原「違うんだな、それが。今日は実はp「おっはよーう!!今日はポッキーの日だなっ」…新八…」
土「ああ、お早う。ポッキーの日…?」
原「新八てめっ言うんじゃねぇよ。せっかく俺が誰もいないうちに土方さんとポッキーゲームしようとしてたのによ…」
新「あっ!抜けがけはずりぃぞ、左之!」
土「…?何ぼそぼそ喋ってんだ?お前ら…」

ガラッ

斎「失礼します。土方先生はいらっしゃいますか?」
土「おう、斎藤。どうした。」
斎「今日は朝の登校指導をお手伝いいただけるとおっしゃっていたので、呼びに参りました次第です。」
相変わらずこいつの口調はかたい。同じ学年のはずの某沖田とは大違いだ。
土「ああ、そうだったな。悪い。」
斎「いえ。…よろしいですか?」
土「あ、ちょっと待ってくれるか?原田、結局ポッキーがなんだ?」
原「あ、それはな…っ!?」
その時、原田と新八の表情が一変した。
原「な、何でもねぇ…登校指導頑張ってな…」
土「…?おう…」
斎「では行きましょう、土方先生。」

ガラッ ぴしゃ

原「…はぁ〜…なんなんだよ斎藤のあの睨み…」
新「俺たちも土方さん狙ってんだって知ったら本気で殺りに来そうだな…」
原「そうだな…」

左之さんとぱっつぁんのターン(一君により)強制終了☆
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