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□説明…めんどくせっ!
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あれからごっきゅんが私の旦那の話を聞かせろとかなりうざかったのでしぶしぶと


『だーかーらー!うちの旦那は一人にしといても全然問題ないしからヘーキだって!帰りかたも分からねーししょうがねーだろぉ!?めんどくせっ!』

「おまっ!めんどくせっ!ってなんだよ!心配してんのによ!つーかよ…旦那が浮気してんじゃねーのかとかも気にしない性格なのか?…お前の親とかも…心配してんじゃねーのかよ…」


なるほどね〜♪優しい子だわ。
ぶっちゃけ私の生い立ちやら、なんやら獄寺と殆ど一緒でリボーンを読み始めた時にはかなりビビった。
だから、私は獄寺が好きなんだ。



『あ〜。旦那の事は心底信じてるから何も心配はないよ。親は…つー、か、一緒なんだわ。ごっきゅんと。心配は…されないよ。』


「っ!?」
(な、なんで知ってる?いや…かまかけられてるのか?)

「…一緒ってどういう意味だよ。」

俺はこの時、こいつが一瞬悲しそうに顔を歪めてたのを見逃した。


『あー。私は愛人の子供で父親は私を認知しなくて母親と二歳まで暮らしてたんだけど、その後、母親は私を捨てて別の男と一緒に逃避行。私は施設ででかくなりはれて一匹狼の不良が完成。あれに荒れてる時に今の旦那に命を拾ってもらい、なんやかんやで結婚しました。お分かり?』


ホントはこんな話ししたくなかった。
だけど「一緒」と口にしたからには話をするのは当然で、獄寺の身の上の重さと自分の身の上を天秤に掛ける訳には行かない。
だから「一緒」。




おいおい。まじかよ。
こいつ…
ホントに俺と一緒。
俺にとっての10代目と同じようにこいつにとって旦那は唯一無二の存在なんだ。

「その…悪かった。話したくなっただろ…」

『いや〜?別に嫌ではないぞぉ?もぅ吹っ切れてるし!私には旦那がいるし☆私がごっきゅんと一緒に住むつーのは、まぁ粗方そんな理由!同情されたくないし?過去も私の一部だからな!』


まだ若けぇんだ。

沢山悩めよ
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