*main*

□2章ー紅き主ー
1ページ/1ページ

かごめかごめ


籠の中の鳥は


いついつ出やる


夜明けの晩に


鶴と亀が滑った


後ろの正面だぁれ?



「………クスクス」


ーー後ろの正面、




「血塗れなのは、だぁれ?」



……………ソレは、笑った。



バラバラに刻まれた死体を見つめながら。



♢♢♢♢♦♦♢♢♢♢


舞光side


「…………え」

僕は、琉架さんの“提案”を聞いて目をぱちくりとした。

「……今、なんて言いました?」

幻聴だろうか、ともう一度琉架さんに先ほどの事を尋ねた。

「だから、もう一度言うと。……お前独り暮らしなんだろ?んで、提案、主司と一緒に住み込んだらって」

……幻聴じゃなかった。

「いやいや!?なんでいきなりそうなるんですか!?それに主司さんにも聞いてないのにーー」

「………いや?」

後ろから、声が聞こえてたような。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ