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□2章ー紅き主ー
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かごめかごめ
籠の中の鳥は
いついつ出やる
夜明けの晩に
鶴と亀が滑った
後ろの正面だぁれ?
「………クスクス」
ーー後ろの正面、
「血塗れなのは、だぁれ?」
……………ソレは、笑った。
バラバラに刻まれた死体を見つめながら。
♢♢♢♢♦♦♢♢♢♢
舞光side
「…………え」
僕は、琉架さんの“提案”を聞いて目をぱちくりとした。
「……今、なんて言いました?」
幻聴だろうか、ともう一度琉架さんに先ほどの事を尋ねた。
「だから、もう一度言うと。……お前独り暮らしなんだろ?んで、提案、主司と一緒に住み込んだらって」
……幻聴じゃなかった。
「いやいや!?なんでいきなりそうなるんですか!?それに主司さんにも聞いてないのにーー」
「………いや?」
後ろから、声が聞こえてたような。