ヤンキーROCK(夢小説)
□誕生日
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「優紀ーはいプレゼント!」
「えー♪いいのー?」
「誕生日だから」
「あー、これ♪」
箱に入っていたのはラジコンにサッカーボール、DVD
「お姉ちゃん達、ありがとう♪」
優紀は、満面の笑みで言った
「ただいまー」
「おかえりーお姉ちゃん、皆から貰った!」
「えー!いいんですか?」
「いいのいいの、ほとんど優子が出したから」
陽菜が言った
「ありがとうございます」
「きにすんなって、仲間だろ?」
「はい」
誕生日、それはその人が生まれた日その人にとって大切な日
誕生日は祝うものだ大切な人の大切な日なのだから
翌日──
「彩夏、誕生日おめでとう」
山本家、そう書かれた墓の前にking rocksの面々
降っていた雨は止み
『お姉ちゃん、笑って?』──
彩は、そう聞こえたような気がして空を見上げ笑った