もしもの話
□気持ちの変化
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そんな事を考えながら門につくと
「遅いぞー！」
「すいません」
「横山さんもいっしょに行くから早くしろ」
「はい」
移動する車は、黒のアルファードで前の席と後ろの席の間には、カーテンがある
そのため、由依さんと二人っきりになる訳だ
「すいません遅れました」
私が車の扉を開けてそうそう謝ると
「大丈夫やで気にせんといて」
笑顔で答えてくれた
「出発するぞ」
車は、高速に乗り
私の隣では、ぐぐたすの更新をしている由依さん
私は、制服で本当はいけないのだが少し希崩しする
この格好で一時間半くらい車の中に居るなんて居心地が悪くてしょうがない
Yシャツのボタンを第三ボタンまで開けてブレザーのボタンも外す
リボンも外してこれじゃあ他の人から見たら不良にしか見えない
もちろん秋元先生に会うときは、元に戻す
暇だし寝てよう
カシャッ
ん？
カメラ？
目を開けると
「由依さん？」
「あ、ごめん起こしちゃった？」
「大丈夫ですけど....？」
「寝顔初めて見たから記念にって思って....」
記念って
そう言えばこの前の事、覚えてないのかな？
私的にファーストキスだったんだけど
「この前の事なんやけど...」
やっぱおぼえてたか
「凄い偶然ですよね」
「気にしてないんか？」
「気にしてないって言うかファーストキスが由依さんで良かったなって思って」
何言ってるんだ私は
「何で？」
「私、同姓の人から告白される事が多くて付き合っても相手の人の事を愛せなくてキスも出来なくて誘われてもエッチなんてできないしだからキスしたこと無かったんです由依さんとキスしてドキッってしたんです今までじゃそんな事思えなかったのに」
「ホンマに？///」
由依さんが顔を赤くして聞いてきた
「はい、綺麗な顔でいい匂いがして今までの人には無かった感情が出てきて何なんですかね？」
「里亜夏は、何人の人と付き合ったん？」
「中学入ってから五人くらいの人とですかね？」
多分
「そうやろうな」
「えっ？」
「だって、こんなに顔が整ってるんやしモテるに決まっとるやん」
モテるって
「恋愛の話の相談なんですけど、部活の部長にこの前告白されてその時はDNSに入ったばっかりで、傷付けたくなくて断っちゃったんですけどそれから元気無いんですよね」
「そっか」
こんな話して良いのかな？
「由依さんどうしたらいいんですかね？」
「いつも通りに接すればええんとちゃう？」
いつも通りに､か
最近全然、話さなくなったし
「ありがとうございます」
「また、頼ってな」
それから二人で話して秋元先生が待つビルへ
ガチャっ
「失礼します」
「やっと集まったかそれでは本題へと行こうか、今ここに居るのは48グループ内で有名なカップルだ」
「私達もですか？」
「初対面でキスしたとか聞いてな、それで今回のドラマは、不良の話でレズの話だ」
イヤ、わざとキスした訳じゃないんですけど…
由依さんすいません
レズって
私出来ない
何て考えてる内に
「って事でよろしくな」
「「「はい」」」
初ドラマ出演はうれしいけど
キスシーンとかもあるし
大丈夫かな？
「里亜夏」
「はい」
「お前の学校の校長と知り合いでな今回、お前の通っている学校で撮影する事になった回りの友達には、言わないでくれ、ある計画を立てているのでなよろしく」
「わかりました」
何やるんだろう？？？
ま、早く台本覚えなくちゃな
「にゃんにゃん！にゃんにゃん！」
「何？優ちゃん？」
「キスシーンあるよ！キスシーン！」
「うるさいよー」
いつもの風景と同じで優子さんはこじはるさんにデレデレ
「里亜夏〜♪」
「へ？…ぎゃふっ！」
私に飛び付いてきたのは、SKE48のエース松井珠理奈こと珠理奈さんだった
「よろしくね」
「よ、よろしくお願いします」
私より歳上には、見えない
むしろ私の方が歳上に見えると思う
「ほら、珠理奈ホテル帰るよー」
「はーい♪じゃあねまた明日」
「はい、お疲れさまでした」
明日は、ダンスレッスン
明後日は、台本と衣装あわせ
頑張んなくちゃ