もしもの話
□気持ちの変化
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「里亜夏明日のスケジュールなんだけど」
「どうしましたか?」
マネージャーがスケジュールを確認しながら私に言った
「なんと!なんと!なんと!」
「なになに」
「なんと!ドラマの出演が決定しました!」
「マジっすか?」
私の人生初のサプライズ?でした
ドラマってヤバいぞ
「しかもDNS48からの代表だからな!」
マネージャーは私以上に興奮していて息が荒い
私は、瞬きが止まらない
「他の出演者は、篠田麻里子さん、高橋みなみさん、大島優子さん、小嶋陽菜さん、板野友美さん、河西智美さん、宮澤佐江さん、柏木由紀さん、松井珠理奈さん、松井玲奈さん、横山由依さん、山本彩さん、渡辺美優紀さんだ」
「めっちゃくちゃ豪華じゃないですか!」
「と言う事で明日、学校が終わったら迎えにいくからよろしくな」
「はーい♪」
なら、部活休まなくちゃな
あー、でも部長とあれから話してないんだった
ま、大丈夫か
翌日
キーンコーンカーンコーン
「終わったー!」
やっとやっと数学が終わった
「里亜夏〜!」
グハッ
「いきなり飛び付いてくるな!」
優子さんか!
って突っ込みそうになったし
「今日も部活来ないの?」
「うん行かない」
だって仕事があるんだもんしょうがないじゃん
「あ、DNSか!」
えっ!
「知ってたの?」
「うん!みんな知ってるよ♪」
みんなニュース見たんだ
「男裝した里亜夏もカッコいいね♪」
「本当?ありがとう」
「てことで、自分で部長に言いなよ♪」
ひどい
コイツ知ってるくせに!
「裏切り者!」
「部長、あんたにフラれてあんたが部活にも来ないから寂しそうだよ」
寂しそうって言われてもな
「分かった、自分でいう」
そして放課後
居るかな?
三年生の教室の前で待っていると
「伊達ちゃん?」
「あ、あの今日部活欠席します」
「う、うん分かった」
寂しそうな顔している
「よろしくお願いします」
いつからだろう?
同姓から告白されるようになったのは
もちろん付き合った事もある
キスまではいかないけど
デートとかの時に手を繋いだりとか
三年生の人と付き合った時は、誘ってきたりもしたけど
私は中一だ
だから、そんな経験無い
エッチなんてできるはず無い
付き合っていて楽しいとかそういう気持ちなんてなれなかった
それは、人を今までに本気で好きになったことが無いから