もしもの話

□恋なのかな?
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なぜか、めっちゃ里亜夏の事が気になる




あんなこと言ってしもうたー




恥ずかしい///





これは、いわゆる恋なんかな?






「由依さーん」





「え、あ、何?」





「何かオープニングとエンディングのカットとるそうです。あ、でも午後ですよ」





「分かった、ありがとうな」






「あ、そ、そのそれで…」





なんだろう?






「玲奈ちゃーん、オープニングとエンディングのカットでメンバー全員のキスシーン撮るって♪」






き、き、キスシーン!?






「///」





里亜夏顔真っ赤やし






私やて、恥ずかしいわー







「き、キスシーンできるか?」





「はい///」





「無理にせんでええよ?」






「いいえ、無理してません」





でも、キスシーンかー






さや姉は、どうするんやろ?









「なぁ?キスシーンどうするん?」






「私達からするらしいんよ、優子さんや珠理奈さんはなれてるからなー、」






「えー、キスシーンすか!」





たかみなさん






「みなみからだって頑張ってね♪








板野さんは?





「ともちん、キスシーンどうする?」





「いつも通りでいんでしょ?」





いつも通りって?






「りんちゃーんキスシーン練習いいよね?」





「うん、練習いらないと思うよ」









でも企画書には本当のキスをするって






それって、唇かさねるんやろ?






ヤバイって







「キスシーン練習しましょっか?」







「せやな」









今はちょうど四時間目の後半あたり







だから、廊下には誰も居らんくて







ここで練習することに






「あー、緊張する」







「キスしたことあるんやけどな
改めてするとなるとな」






「嫌だったら言ってください私、初めてなんで」







そう、言って肩をつかまれた






私は、目を閉じた






けど、







「あー、どうしてこう、ヘタレなんだろー!」






「焦らんでええよ」






「由依さん」





里亜夏は、まだ中1なんやし





出来なくて当然





焦らんでええよ





「ほんっとにすいません!」





「大丈夫やって」





キーンコーンカーンコーン




「あ、」




「里亜夏は、給食なん?」





「はい」




「そっか、じゃあまたあとでな」







教室──



「いただきます」





「里亜夏さっき凄かった!」





「ありがとう」




「はーっ、さめてんねー?」




「なぁ、キスって何だ?」





ブブッー




勢いよくスープを吹き出した






「は?今何て?」


「伊達お前、何言ってんの?」


「だから、キスって何だ?」






「うん、お前いかれたのかな?」





「真面目に!」









何なんだこいつら




「キスシーンでもあったのか?」





「そうなんだよ」




「横山さんだっけ?」



「すんげぇー緊張すんだよ」




「でもフリでしょ?」





「ちげーよ、マジの」




「マジでキスするんだ!?頑張れよ!」





「ああ、もう時間だからいくな」



「おう」





本番前に、絶対に
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