ヤンキーROCK(夢小説)
□届かない
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バシッ
「いってーなー」
「ガキがそんなことしてんじゃねぇーよ」
男子中学生が、女子高生に殴りかかる
それを、女子高生は素早く避ける
「口で言ってわかんねぇーんなら力付くで分からせてやるぜ」
「うるせー」
バンッ
「ほら、もう分かっただろ」
「すまなかった」
そう言って男子中学生がポケットの中から二万円をだす
「金ってもんは使うのは簡単だけど貯めるのは汗水垂らして必死に働いて貯めるんだその努力を無駄にすんじゃねぇーよっ!」
「すいませんでした。金返します」
「分かれば良いんだ今度からは止めるんだぞ」
「はい、失礼します」
男子中学生は、走ってその場を後にした
「ありがとう」
老人は女子高生にお礼を言った
「いえ、当たり前の事をしたまでです」
「君は、見た目はアレだが正義感が強いんだね」
「1つ余計ですよ!でも、いくら見た目が悪くても人は、見た目と中身は違いますよ」
女子高生は少しドヤ顔をした
「そうだな、君は若者なのにたいしたものだそれじゃあ、ありがとう」
「はい、今度は気をつけてくださいね」
「はいよ」
老人はその場を後にした
「さてと」
「みなみー」
「ん?あ、優子」
同じ制服を着た小柄な女子高生が走ってくる
「たかみなー早く学校行かないと才加に怒られるよー」
「ヤバッ、行こ行こ」
そのころ──
「ほらー、五分も遅れてるぞー」
「すいませんー」
「後は──」
ダダダダダダダダッ
「たかみなーおっせー」
「優子ーまってー」
「ギリギリセーフ」
「ギリギリセーフじゃないわボケ!」
才加が優子蹴りをいれた
「たかみなー!逃げろ妖怪がでたぞー」
「誰が妖怪だ!」
「まってーー!」
みなみと優子は走って校舎まで行った
「あいかわらずだなあの二人は……」
「せやな…」
「おわっ!有華かよマジビクッた」
「おはよー」
「有華、遅刻!」
何であんなにあわてないんだろうか私の友達は
「って私もヤバい」
さて、また今日もあわただしい一日の始まりだ