アイシールド*story
□ハロウィンの夜は
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「どうもこうもねぇ。俺は今、セナを抱きたいんだよ」
「ヒ、ヒル魔さんン──///」
突然のキスに、セナは不意打ちをくらったかのように、目をつぶった。
互いに舌を絡ませ合い、お互いの愛の深さを確かめ合う。
「ンんぅ…──ヒ…ル魔…さん…///」
喘ぐセナを、ヒル魔が離したのは少し先の事。
「ン──ブハァ……ハァ…ハァ…」
セナは息を荒げた。
「もぅ!ヒル魔さんのバカ!!いきなりあんなことされたら困りますよ!!
それにそれに、ずっと口離してくれないし…」
「悪かったょ……。
オイオイ…そんな事で泣くなって…セナ…。
……わかったよ…」
ヒル魔は独り言を言い、少し涙を浮かべたセナの目元に舌を当てようとした。
──が!──
「ヒル魔先パーイ!おっきいハロウィンケーキ、買ってきましたよ!!あと一つだったから、危なかったッすよ〜〜〜──!?」
モン太の突然の来訪に、セナは後ろに下がり、ヒル魔はパソコンを当たるふりをしていた。
「………んんん?今二人とも…何してました?」
「何もしてねぇよ。早くそのケーキ置きやがれ!」
「は…はい!」
*