BLEACH*story

□切なさの中の日常
2ページ/4ページ







「俺…白哉のこと…何も知らなかったんだよな…。
──知ろうと…しなかったんだよな///」

「黒崎…!」





あまりにも淋しげに──言葉を紡ぐ黒崎を見ているのが嫌になり、私は瞬間、黒崎の手のひらをぎゅっと握り締めていた。





「──!?白哉…///」

「お前がそんな顔をする必要がどこにある?
お前は何も知らなくて当然であろう?」

「だけどよ──」

「今から知ればいい…」

「え…?」

「今から…お互いのことをもっと知っていけばよいことだろう?
そうは思わぬか…?」

「白哉…///」





黒崎は私の瞳を、じっと見つめた。





私も黒崎の茶色の瞳をまっすぐに見つめた。





「──そう…だよな。白哉の言うとおりだよな…///」





黒崎は今一度、外へと視線を向けた。






*
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ