BLEACH*story
□いずれ離れゆく存在
3ページ/4ページ
「十三番隊は只今より、ある任務についてきます」
「そうか…」
「朽木家の名に恥じぬよう、任務を遂行してきます」
「…………」
朽木家──そのコトバが胸を強く打つ。
このままずっと──私の傍から離れなければいいと…心の中で強く想った。
「…任務…きちんと達成してくるのだぞ…」
「はい…!それでは、失礼します」
ルキアは私を見、一礼し、部屋をあとにした。
途端に──私の瞳から大粒の涙があふれ出た。
止まることを知らぬように──両目から流れていく。
「…ルキア…///」
愛しい者を呼ぶ声が──部屋の中に小さく響き、そして消えた。
*end*
*Next→Atogaki*
*