BLEACH*story
□離さない ぬくもり
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「兄様…?どうかいたしましたか…?」
「──!」
いつの間にか、想いにふけっていたらしい。
目の前にいるルキアが、私を不思議そうに、だけど心配そうに、私を見つめていた。
「いや……少し…過去のことを思い出していただけだ…」
「過去のことを──ですか…?」
ルキアが見せた──一瞬の戸惑いを、私は見逃さなかった。
「……ルキアッ…!」
そして──私は目の前に佇むルキアを、その腕の中に、強く…強く抱きしめた。
「──///びゃ…白哉兄様///」
ルキアは驚き、私の腕の中で動いた。
*