銀魂*story
□危険なドライブ
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「シートベルトよし!エンジンよし!ワイパよし!銀時よし!」
「おかしいだろ!?今のチェックおかしいだろー!?特に最後!わけわかんねぇよ」
「銀時、叫んでないで運転に集中しろ〜」
「それお前だろっ!?」
車の中に──いや、外にもきっと激しく声が洩れているはずだ。
俺と桂の車は激しい口論の中、ようやく出発した…。
──と同時に……俺の裏返った声が響きわたった。
「──っどわぁああ!おい桂…おい桂ー!!!スピード、スピード落とせー!!」
「こ、これくらいのスピードの方がスリル感があって面白いだろう…?」
「何言ってんだぁー!言ってるお前もかなり顔引きつってるぜー!?」
なんやかんやで──俺と桂を乗せた車は、道を走りに走った。
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