銀魂*story
□眠り姫と甘い口づけ
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「おいおいマジかよ///」
俺は桂の肩から手を引き、後ろ頭をかきむしった。
寝ているとは思っていなくて…
しかも…!!!
何なんだ…!あの可愛い表情は…!!!
あんな顔して寝る桂は罪だ!罪人だぁああああ!
一人もがいていると──桂が小さく声を発した。
「銀時…やめ…」
「──!!
おぉおおい!お前どんな夢見てんだよ!」
桂の寝言は俺の心拍数を上昇させた。
ドクドクと強く波打っている。
「…………」
それきり桂が寝言を口にすることはなかったが──
俺は飽きずに桂の寝顔を見続けた。
「──たくよ…起きねえと、先にケーキ食べちまうぞ…///」
一口、甘いケーキを口にふくんで──桂の柔らかい唇に、一つキスを落とす。
桂とのキスは──本当に甘かった。
そしてそのキスが目覚まし替わりとなったのか──桂は目を覚ました。
*