銀魂*story

□傷を癒して
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「……っ///」





自室。
俺は一人、腹に抱えた傷の手当てをしていた。





結構深く刺さっていたのか、痛みは激しさを増すばかりだ。





消毒に手間取っていると、部屋に月明かりが差し込んだ。





「──ん……?」

「よぉ…桂…」

「高杉…!?貴様何故ここに…?」





月明かりの元、そこにいたのは高杉だった。





「…てめぇ…怪我したらしいじゃねぇか…さっきの戦でよ…」

「──ぁ、いや……」





余計な心配をかけたくなくて、高杉には言わずにいたのだが──やはりバレていたのか…。





だが俺は着物を着、傷口を隠した。





「…心配しなくても、ひどくはない。大丈夫だ…」

「やせ我慢してんじゃねぇよ…」





高杉はそう言うと、俺の隣で腰を下ろし、わき腹に追った傷の上に手を置いてきた。





「──っう…///」

「隠すことねぇだろ…?
それに…結構深いんだろ…」





高杉は俺の着物を剥ぎ、腹に巻いた包帯を取り始めた。








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