銀魂*story
□拍手の巻
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「ヅラ…」
「ヅラじゃない桂だ。貴様、何度言えばわかるんだ」
桂が俺を膝枕しながら、少し怒った口調でそう言った。
「クククッ…まぁそんな小さなこと言うなって…」
一息吐き、目を瞑る。
桂が一人、呟いている言葉を聞きながら…。
「…………」
桂の膝枕は──不思議だ。
寝てあまり時間が経たないうちに、すぐ眠気が襲ってくるのだから…。
「…………」
夢の中で──桂が俺に囁く──。
「…ふっ…こうしていつも…可愛い顔をしていればいいものを…///」
桂の甘い声が──俺の耳に届く。
そして──頬に甘いキスをされた。
夢じゃなく──現実のモノだったら──と心の中で想った。
これからも──桂の膝枕は、俺だけのもんだ…。
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今度は高杉視点のお話でした。
高桂サイコー★☆←