銀魂*story

□笑みは優しく 手は暖かく
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連れて──というか、連れ去られた先は、どこか人通りの少ない路地裏だった。





どこか家に連れて行くのかと思えば…こいつという奴は。





銀時は俺を抱きかかえたまま、その場に腰を下ろした。





「──おぉ、おい///銀時///」

「そんな照れんなって。もっと照れることを──俺ら、過去に何度もしてるだろ…?」

「──///」





銀時の瞳を見つめる。



銀時も──俺の瞳をまっすぐに見つめてきた。





「綺麗だな…桂…」

「──い、いきなり何を──」

「本当だぜ…。初めて桂の女装を見たときから…俺は気に入ってたんだぜ…?お前の女装…」





銀時は俺の髪の毛を撫でながら、微笑んできた。





俺は、銀時の笑みに弱い。





こいつは…俺だけにしか見せない笑顔がある…。





その笑みは──本当に…本当に、優しいんだ…。






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