REBORN*story
□大切な仲間たちと一緒に
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「ちょ…おい待てって!それは皆で食べるんだぞ!」
「へへ〜ん!これは〜ランボさんのものだもんね〜!」
「イーピン、許さない!それ、皆のもの!」
今日の沢田家は、いつも以上の盛り上がりを見せていた。
その理由はもちろん──クリスマスだから。
クリスマスパーティーをすることになって、各々プレゼント交換もする予定になっている。
去年のメンバーに新たなメンバーが何人も加わって、今年は去年以上にすごいことになっていた。
「ツナ兄、これ運ぶよ」
「あ、うん」
「ツナ、私が作ったポイズンクッキングもテーブルに運んでおいたから」
「──えぇ!?そ、それは」
いろんな声が飛び交う中、獄寺くんや山本も姿を現した。
「十代目!メリークリスマス!」
「ツナ、メリクリ!」
「獄寺くん!山本!来るの遅かったじゃん!」
俺が声をあげると、二人は目を合わせ、後ろに回していた手を前に差し出した。
*