BLEACH*story

□切なさの中の日常
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「白哉ーー!」





大きく、病室のドアが開かれた。





見なくとも、誰が来たかなどすぐわかってしまう。





「黒崎一護…貴様、ここがどこかわかっているのか?」

「あ〜病院だろ?心配して来てやったんだ。少しは感謝しろよ」





黒崎はそう言うと満面の笑みを浮かべ、私の寝るベッドの傍らにあったイスに腰掛けた。





「大丈夫か?傷、痛んだりしねぇ?」

「──大分…治ってきている。
これしきの傷で、私が根をあげるか」

「ま、そうだよな」





黒崎はそう言うと、窓の外に視線を向けた。





私もそれにつられて、そちらに目を向ける。





「悪かったな…」

「…!?」





突然そんなことを言うから、何事かと思い、私は黒崎に視線を向けた。





「お前も…いろいろ抱えてたんだよな…。
ルキア助けたくて…たまらなくて…でも、助けられなくて…」

「黒崎…」






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