BLEACH*story
□たった一つのfull moon *乱菊story*
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「失礼しますよ〜!隊長!」
自分のノルマをやり終え、隊長の自室に入ろうとノックをした。
ところが──
「あらら…?隊長いないのかしら?」
いくら待っても、中から応答がない。
いつもなら
「ん」
とか
「入れ」
などと、やる気のない一声が聞こえるのに。
「隊長、いないみたいね…」
とりあえずその場をあとにしようとすると、本当に小さな小さな…呻き声のような声が聞こえた。
「──か…///」
「!?──隊、長…?」
隊長の声だった。
本当に小さな声だったが、確かに隊長の声だった。
*