銀魂*story
□結局べた惚れな俺
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「明けましておめでとうございますー」
新年早々、ガタガタとドアが音をたてている。
誰ですかー?と聞かなくてもその主が誰かは検討がついている。
ヅラだ。
「…………」
俺は昨日、いや今日の夜五時まで起きていたからかなり寝不足。
因みに今の時間は朝の七時。
神楽や新八は二人揃って初詣に行ってしまった。
すなわち、今家には俺だけしかいないってことだ。
「明けましておめでとうーぎーんときくーん」
「…………」
「居留守はいけないですよー」
「…………」
「居るのわかってるんですよー。もう入っちゃいますよー」
ガララララ………
「お邪魔しまーす」
「おおぉぃ!!!桂さん!?今あなた何したかわかってる!?
無断で他人の家に入ったんだよー!住居侵入で逮捕だよー!?」
「おぉ!銀時、やはりいたのではないか。
明けましておめでとう。記念におせちを持ってきたからな。お邪魔させてもらうぞ」
「おいヅラ!人の話聞いてんのか!」
桂は俺を無視して、堂々と家の中に入っていった。
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