銀魂*story
□愛しい俺の先生
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『……ん、ぅ…』
夢を見ていた。
ふわふわしている感覚があって、妙に気持ちよくて…。
そんな俺の目の前に、一つの影が現れた。
その影が俺に手を差し出してきて……。
俺はしっかりと、その手に掴まった──。
「──いてっ!」
「こら銀時!何寝ている!」
視界に広がるのは見慣れた教室。
視線をあげれば、目の前にいるのは、きっちりとスーツに身を包んだヅラ……桂先生だった。
「づ、ら……」
「ヅラじゃない、桂先生だ!」
──ベチッ!といい音がしたかと思ったと同時に、頭に小さな痛みが走った。
*