銀魂*story
□雫 雨となって
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「何故貴様はそれがわからぬ！」
「わかるわけねぇだろ！んなもん！」
その日──俺と銀時はいつものように大したことのないことで喧嘩をしていた。
だが──今日は何かが少し…違っていた…。
お互い…苛立っていたのだろうか…。
口の弾み方が違った。
「人の気持ちなんぞ、その本人しかわかるわけねぇだろ…？」
「そんなことはない！貴様だってわかるはずだ！俺が考えていること、想っていること……わかるだろう…？」
「──っ…だからわかんねぇよ！んなもん！」
「──///」
「俺は…ヅラのこと…すべてわかってるわけじゃねぇよ…」
銀時の横顔を…ただずっと見つめた。
切なくて──切なくて…。
「…お、俺はわかるぞ、銀時…！貴様の考えていること…」
「──……」
*