銀魂*story
□触れて 魅せて
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「…本当に──しないといけないのか…?」
「なぁに今更躊躇ってんだ?銀時には魅せたことがあるんだろ?──なら、俺にも魅せろよ。お前の女装…」
俺は躊躇したが、戸を開け、高杉の前に女装した姿で現れた。
「〜♪」
小さく口笛を鳴らし、高杉はキセルをふかした。
「サマになってるじゃねーか?桂…」
「──褒められている気分にはならないのだが…」
高杉は笑みを見せ、俺に来いと手招きをした。
俺は照れながらも、高杉の方に足を運んだ。
そして強引に手を引っ張られ──高杉の足の上に転がってしまった。
……すっぽりと高杉の中に収まる自分がいた。
「──///」
すぐ近くに高杉がいる。
吐息がかかり──それだけで鼓動が早くなる。
「ククッ…なんだぁ?桂…ドキドキしてるのか?」
「──そ、そんなこと、ない///」
「嘘つくなよ──ほら…」
高杉は着物の上から俺の胸に手をあててきた。
「高…杉…///」
「心臓は…言葉とは正反対に、暴れ回ってるぜ…?」
*