銀魂*story
□傷を癒して
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「うぉおおお!!!!」
声をあげ、敵を斬り裂いていく。
先も見えぬ戦い。
だが俺は──俺たちは………歩みを止めるわけにはいかなかった…。
「──くっ…」
気づけば、俺は敵に囲まれていた。
『この状況…どう切り抜けるべきか……』
持っていた刀を、強く握りしめる。
冷たい汗が体を伝ったのを感じたとき──
「──か…つらぁぁ!!」
と遠くの方から声が聞こえた。
「!?高杉か?」
高杉は俺を助けるためか、正面から敵を倒していっている。
俺もその勢いに乗り、一歩踏み出した──が…
「──!?」
しまった…!脇を取られた──
「ぐぁ……!」
わき腹に、突き抜けるような痛みが駆け巡る。
「このっ…!」
俺は腹を抱え、周りにいる敵を斬り続けた。
*