銀魂*story
□酔いに任せて…
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「銀時…そんなに飲んだら、明日起きれなくなるぞ」
「んぁ〜いいんだよ。どうせ仕事も入らねぇだろ〜し…」
ある日の夜。
俺は銀時と居酒屋に足を運んでいた。
どういう風の吹き回しか、奴が俺を誘ってきたのだ。
俺もこれといって用はなかったから、付き合ったはいいが…。
「おい銀時。しっかり歩け」
「…んぁ〜…もう…飲めねぇよ…」
結局こういう落ちだ。
俺は銀時を横で支えながら、万事屋へと足を運んだのだった。
「いぃ…」
「ん…?何だいきなり」
「もうここでいい…今日はここで泊まろうぜ…?」
「──なっ…!?」
銀時が突然そんなことを言い始めた。
俺と銀時が今いる場所──それは異様な色を放ったホテルが立ち並ぶ通りだった。
「何を言う!銀時。お前、ふざけるのも対外にしろ…!」
「俺はぁ、ふざけてなんかいないぜぇ?ほら──入るぞ…」
「ちょ──っと待て…!銀時…!」
そう言うと銀時は、俺を無理矢理引っ張り、一番近くにあったホテルの中へと足を踏み入れたのだった。
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