「じめーっとしとるのう・・・」
「・・・」
「あっつい・・・」
「・・・」
「・・・?」
「・・・」
「さっきから黙っとるが、どうしたと?」
俺の声が
聞こえとらん訳でもなかろうに。
彼女はさっきから返事もしてくれん。
どうしたんかと思うて見遣ってみれば
妙に顔が赤い。
「大丈夫か?」
熱中症だったら
大変じゃと思うて近寄ってみたが、
何か妙じゃ。
俺と視線を合わそうとせん。
「こっち見んしゃい」
「・・・」
「こら」
「だって」
「うん?」
「ニオくん、服、肌蹴すぎ」
確かに制服のシャツを
多少着崩しとるが。
「照れとるんかの?」
「だって、何か…」
ゴニョゴニョと何ぞ言うとるが。
今さら多少肌が見えたくらいで
照れるような間柄じゃないはずなんじゃがのう。
「お前さんはいつまで経っても可愛いの」
拍手をありがとう御座います♪
シャツを着崩して
多少汗ばんでる仁王は
凄い色気を放ってると思うのです!