短編 Ⅰ
□どこが好き？
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「のう、香乃」
「？」
無防備に近付いてくる、
警戒心のないところが
心配じゃけど好き。
「うわっ！？」
「男にあまり無防備に近付いたら、危ないぜよ？」
言いながら、
両腕ですっぽりと香乃を包み込む。
香乃は、
驚きすぎて固まってしもうたらしい。
小動物そのものな反応するところも好きじゃ。
「悪い狼さんに、食べられてしまうきに」
「ニオくんにしか近付かないから、大丈夫」
にっこり笑顔で微笑まれ、
今度は俺が困り果てる。
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ｶｽﾀﾏｲｽﾞ
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