幼なじみに恋をしました
□約束のキスをもう一度
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俺の言う「好き」が
幼馴染みとしてのものか。
それ以上の意味を持つ言葉なのか
決めあぐねている。
だから──・・・
「ただの幼馴染みじゃ嫌と」
告げた。
俺の言葉に揺れる鳶色。
戸惑いと動揺は更に増して
そんな香乃の様子に思い出した。
自分がいま
何と呼ばれていたか。
コート上の詐欺師。
群がる女子と
面倒だからと否定もせんかった
俺の噂の数々。
それが今、邪魔をしてる。
香乃が俺を
信じ切れずにおる。
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