HP短編


□愛のいちばん奥にあるもの
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-------これが、お坊ちゃまねぇ・・・・



そのお坊ちゃまは親友であるハリーとロンに「誕生日だから」と飲まされたお酒によって、かつて「純血王子」と謳われていた面影は見る影も形もない。



「この様子をビデオに写して梟便でジョージに届けてあげたいわ」



きっと、明日にでも彼の羞恥が魔法界中に知れ渡ることになるのだろう。



-------それは少し可哀想ね



けれど、この状態は早く何とかしなくては。
彼の誕生日もあと三十分。
その間に彼を覚醒させて二人での時間を・・・・



-------出来るかしら・・・



思わず項垂れてしまいたくなった。
折角彼の誕生日なのに。
二人でそれなりに甘い時を過ごしたかったのに。
プレゼントだって、まだ渡していない。



-------ドラコの



「ばか」




                                                                                         
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