HP短編
□愛のいちばん奥にあるもの
2ページ/6ページ
-------これが、お坊ちゃまねぇ・・・・
そのお坊ちゃまは親友であるハリーとロンに「誕生日だから」と飲まされたお酒によって、かつて「純血王子」と謳われていた面影は見る影も形もない。
「この様子をビデオに写して梟便でジョージに届けてあげたいわ」
きっと、明日にでも彼の羞恥が魔法界中に知れ渡ることになるのだろう。
-------それは少し可哀想ね
けれど、この状態は早く何とかしなくては。
彼の誕生日もあと三十分。
その間に彼を覚醒させて二人での時間を・・・・
-------出来るかしら・・・
思わず項垂れてしまいたくなった。
折角彼の誕生日なのに。
二人でそれなりに甘い時を過ごしたかったのに。
プレゼントだって、まだ渡していない。
-------ドラコの
「ばか」