HP短編
□I hope....
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貴方が私を愛しているのは知ってるのに、私は不安で仕方ない。
「グレンジャー」
貴方が私を呼ぶ声が暖かくて心地良い。
なのに、何がこんなに不安で悲しいの?
「ねぇ、私何か変だわ」
「何が?」
「……貴方の想いを知ってるのに」
貴方がこんなに遠くて寂しい。
「グレンジャー?」
苦しい。
苦しい。
貴方をこんなにも愛しているのに。
貴方を疑ってしまう私がいる。
貴方の想いを信じたいのに。
信じられない私がいる。
嫌、嫌よ。
「嫌……やめて……私、私はっ」
「グレンジャー……」