HP短編


□僕が僕であるために
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花が咲き乱れ舞う春の丘







容赦のない論争



戯れの口付け



意味の無い抱擁





でも確かに



陽溜まりの中に魅せた君の笑顔は本物で



雨上がりの空の下で消えた君の涙も



僕には真実だった






微笑って


微笑って


泣いて



笑顔の似合う君だから

泣いて欲しくなんかない



笑顔を絶やさない君だから

たまには少しで良いから泣いて




その涙を僕は拭う事は出来ないけれど…
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