ShortDream
□愛妻弁当
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キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴った
やーっと授業が終わった
1時間の休み時間
っつってもお昼込みだけど
朝から4時間も授業受けてんだから1時間の休み時間で足りるかよばーか
もっと配慮しろよ
そんなことを思いながら今日も名前のところに行く俺
クラスが違う名前のとこに行くのには教室を出なくてはならない
だりーけど早く名前に会いてぇ
教室をガラっとあけると
名前とさつきは机をくっつけて飯を食っていた
青峰「名前ー飯くれー」
『青峰君!今日はね卵焼きが上手に焼けたんだよ^^』
はい!とニコニコしながら俺のために作った弁当箱を渡してくる
青峰君また名前にお弁当作ってもらってるーずーるーいー
と騒ぐさつきをかるくあしらって
名前から弁当箱を受け取る
青峰「おぅ、さんきゅー」
名前のイスに座り膝の上に名前をのせる
腹が減ったので早速弁当箱を開けばくばく空食う
青峰「うんめぇ〜、やっぱ名前の手料理はたまんねえなー、さつきも見習えよ」
さつき「私だってやろうと思えばシェフより上手に作れるんだからっ!私も今度お弁当作ってくる!」
と拳を握りながらメラメラ燃えている
俺が弁当を食べ終わった後も名前はちまちま弁当を食べてたから卵焼きをひょいっと持ち上げた
そしたら
ばっと席を立ったから俺も反射的に席を立って卵焼きを上へと上げる
『ちょ!それ私の卵焼きだよー!!!?』
青峰「あ?いっぱい残してるんだしいいだろー?」
『だめだめーそれに残してたんじゃなくて卵焼き大好きだか最後に食べようと思ってたのー!!』
少し涙目になりながら上目づかいで背伸びしたりぴょんぴょんはねている
が、所詮名前の身長じゃ背伸びしようがジャンプしようがおれの頭も届かねえよ
でも涙目で上目で背伸びで手を伸ばして...
だっこしてー
とか言われたらちょっとやべえよこれ///
そんなことを思ってると椅子にのって俺の腕を掴んだ
ぱああああと明るくなる名前に
こんなにすぐ奪われたらつまんねーって思い軽く後ろに下がったら
名前は腕を放さなくてそのまま
俺の方に倒れてきた
『え!?きゃぁ!』
急いで名前を抱きしめる
反動で尻もちをつく俺だが
俺なんかより名前の方が心配だ
青峰「おい!名前大丈夫か?怪我してないか?どっか痛いところあるか?
」
俺はいつからこんなに心配症になったんだろうか
『び、びっくりしたあ。』
目を丸くして軽く放心状態
でもすぐにはっとし俺の方を向く
『青峰君!!ごめんね;大丈夫??』
「あ、あぁ。俺はなんも怪我してねーよ」
そっか、よかった
ふにゃりと笑う名前に卵焼き何てすっかり忘れていたけど
名前が、俺の手を見て卵焼き!と叫んだから俺は口の中に入れた
『あぁ!!!!私の卵やk…んっふぅん...』
俺は名前の言葉を遮って卵焼きを半分口移しした
『んん、あぁん///ふっ…………///』
恥ずかしかったのか俯く名前を抱きしめる
さつきがきゃーとか言いながら顔をてで覆っていたがこっそり指の隙間から見ていた
「さっきよりも甘くてうめぇ」
『!!///...ばか///』
何をしててもどんな時でも愛しい名前
好きだぜ
名前
さっきの背伸び、なかなかいいな、
今度またソーセージとか奪いあげるか
なんて思っている俺のことを
天然な名前はきずいてないんだろうな
さっきの顔エロかったぜ?