次元界の物語
遥か昔
それは気の遠くなる昔のこと
まだ生命が誕生していない頃
闇だけが存在していた
一筋の光も音もない
それはまさに無だった
だがある時
その無から1つの生命が誕生した
無から産まれた生命はやがて形をとり
人の姿へと変わった
闇に溶けることのない輝く銀髪
水面に光が反射するがごとくキラキラした銀瞳
誰もが見惚れる顔
後に神と呼ばれる存在が誕生した
銀色の神
だがその銀色の神はとても気まぐれであり残酷だった
己の楽しみのためなら理不尽極まりない事をやる
血を見たくなったら目を背けたくなるような惨事を引き起こす
神々の中でもっとも残酷で怖れられた銀色の神
これはそんな銀色の神が関わった事で運命が変わった者達の物語
【こちらは長編です】
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