モノクロ世界(内容)
□6、いよいよ原作へ
7ページ/8ページ
「界蟲『一幻』!!」
神田の放った界蟲がアクマを次々と破壊していく。
「うわあああ、神田さん!」
半数ほど倒したとき、ゴズの声が聞こえた。
「っ!!神田!!」
おそらく、ゴズを庇ったのだろう…
神田の方を見ると、神田が胸から大量の血を流し、膝をついている。
それにチャンスとみたのか、菜緒の相手をしていたアクマが数体神田のもとへ飛んでいく。
「神田!危ない!!」
「うるせぇ!テメェはそっちに集中しろ!!」
とっさに神田の元へ行こうとする菜緒にそう言い返すと、アクマ達から距離をとる。
「六幻、災厄招来!」
「界蟲『一幻』!!」
神田の攻撃でアクマの数が残り数体となる。
その光景に菜緒は改めて神田の強さを知った。
「(すごい…)これで終わりだ!風よ、全て吹き飛ばせ!!」
菜緒の一撃で、1対を残し全てのアクマが消えた。