モノクロ世界(内容)
□6、いよいよ原作へ
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中へ入ると、強烈な腐臭が鼻を突く。
菜緒の脳裏に浮かんだのはアノ光景…
少しだけ顔をしかめる。
だが、この数ヶ月で同じような光景を幾度と無く目にし、もう慣れていた。
そして、中には縛られたゴズとその傍らにはあの店主が立っていた。
ゴズの縄を切り、神田たちが話している傍らで、菜緒とクロが辺りを見回す。
・・・・・・
微かにだが、確かに感じる気配。
「…来るぞ」
「うん、何かいる…けど、原作では…」
何もないはず…
それにしても、と菜緒が神田を見る。
気配に敏感な神田が気づかないなんて…(←元帥との修行で感やその他戦闘スキルもろもろ上がった人)
(今なら、ヴァ○アー入れるよ(笑))
しばらくすると何もなかったかのように気配が消えた。
「…気のせい、か?」
ぼーっと窓の外を眺めているといきなり神田が声をかけてきた。
どうやら、一度宿へと戻ることになったらしい。
菜緒はまったく話を聞いていなかったが、ある程度の内容は知っているので、適当に相槌を打って付いていった。