転校+学校=王道!! BLっていいよね!

□男子校に転入しちゃいます!
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僕は転生者だ。

それも、ちょっと変わった転生者。


そんな転生者の僕はあるトラウマがあってバレそうになったらすぐ転校する日常を繰り返してた。


そして、また転入することになった。


けど今度は…理事長さんが僕が転生者というのを知ってるんだ!!


なんでも理事長の息子さんが転生者らしくて、転生者でも気軽に通える学校をつくったんだって!

感動的だよね!!


「父親×息子hshs」


「ちょっとまった」

おっと。そうだった。
今から生BLの宝庫である男子校に行くことで頭がいっぱいで同じく転校して同じ学園に転入する存在を忘れてた。


なかなかのイケメンなのに…!
僕ったら…!!


「お前、また一人の世界に入ってたわけ?」


溜め息をついて聞いてきたこの男子は陸間水輝(クガマ ミナキ)。

僕の両親と水輝の両親は家が隣で、仕事場が同じ。
しかも話も合い仲が良い。


けど、一番仲が良い理由はきっとそんなじゃない。


水輝も転生者だからだ。
転生者の子供を産んだ人は敵が多い。


もともと仲がよかったが互いの子供が転生者でさらに苦労も分かち合えた。


因みに余談。
転生者は何故か変わった髪や目の色をして産まれてくることが多い。


だから、ウィッグをつけての生活が常だ。

僕はビバ茶髪だけど目は翠だし。
目の前の水輝は白髪で目も青い。

スイスとかのアルビノか的なね。


僕も水輝もハーフと言うことにするけど、黒のウィッグをつける。

茶髪って…染めてるって言われそうじゃん?


明らかに地毛の明るさじゃないからなぁ、この髪。



「おーい、帰ってこーい」

目の前で手を振ってる水輝。

おっとっと。


「放置プレイなんて…僕ったらぁ!
僕は見る専門なのに!!」


「毎回言ってますけどその妄想に俺を巻き込むの止めろよ!!」

「敬語からの命令口調のギャップ萌え狙い?イイねイイね!!

まじhshsのwktk!」


え?キモいって?

仕方ない、これが僕なんだから。


だって敬語からの命令口調とかさ、王道の執事×主人っぽくない?
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