長編小説
□〜プロローグ〜
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――――…つめたい… 此処は何処？ ……暗い暗い真っ暗な世界…
感じるのは、
今まで感じた事もない寒さと幾つもの冷ややかな視線だけ…
何処から見てるの
何処にいるの
どうしてそんな目で俺をみるの？…
―――…やだ、怖いよ…だれか、助けて…
ｸｽｸｽｸｽ
『あんたなんて、産まれてこなきゃよかったのに…』
『この人殺しっ!!あんたなんか死んじゃえっ!!』
突然俺に飛びかかる罵声
ヤメテ……
『ホント、気持ち悪い…』
『うわっ!触るなよ！変な菌が移るだろっ』
『アンタ何かイラナイ存在なのよ、分かる？』
ﾔﾒﾃ ﾔﾒﾃ ﾔﾒﾃ…
これ以上ﾔﾒﾃﾖ…
でないと…
ｺﾜﾚﾁｬｳ
ｺﾜﾚﾁｬｳ ﾖ ｺｺﾛｶﾞ…
『死ねよ』
『死んじゃえ』
『消えろ』
『うざい』
『視界に入るな』
『死ね』
『死ね』
『ﾋﾄｺﾞﾛｼ』
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