The philosopher's stone
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今日はホグワーツに行くためにホグワーツ特急に乗る。そのために朝が弱い私も早く起き、支度をしてレイテルと共に姿現しをした。
バシッと音がしたと思うと、突然の浮遊間に襲われすぐにキングス・クロス駅に到着した。
『いつもご苦労様、レイテル』
「滅相もございません!これが私のお仕事ですので!」
『ふふっ、そうだったね。
……っと、それじゃあもう行くね。
この子以外のお世話もよろしくね。
特に白蛇の“サリン”を。あの子すぐに機嫌悪くしちゃうから』
そう言って私は今連れてきてるゲージの中にいる梟のチェイルを一撫でするとチェイルはウルサくない程度に鳴いた。
本当は両方連れてこようかと思ったが、それではあまりにもみんなの視線を集めてしまいそうだから、手紙を運んでくれるチェイルを連れて行くことにしたのだ。
本当にサリンには申し訳ない。
「大丈夫でございますよ、シアン!!
このレイテル、責任を持ってお世話させて頂きます!!」
『……ありがとう、レイテル。
やっぱり私のしもべ妖精はあなただけだわ』
最後に休暇には帰るようにするねと言い、私は列車に乗り込んだ。
後ろで啜り泣く声が聞こえたから一瞬振り返って笑顔を見せた。
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